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住宅の間取り&性能の進化。さらに最新住宅設備をご紹介!

現代社会において、住宅は年々進化しています。家族の構成や暮らし方の変化による間取りの変遷はもちろんのこと、構造の安定や省エネ対策、遮音性、防犯性などの性能もどんどん良くなっています。

今回は、そんな住宅の今と昔を比較しつつ、現在の最新の住宅設備についてもお話ししたいと思います。

こんなに違う!50年前の住宅と今の住宅

1970年代から現在まで、住宅の間取りや設備は凄まじい変貌を遂げています。その進化の変遷をたどって見てみましょう。

住宅の変遷
50年前
1970年代後半
リビングはなく茶の間が家族の団欒スペース。仏間もあり、キッチンはクローズドが主流。1981年に定まった新耐震基準の境に耐震性に差がある。このころ洋風便器の出荷が和風便器の出荷を上回り、一般化。
40年前
1980年代後半
リビングとダイニングキッチンが別々に作られている物件がほとんど。床の間のある和室もよく見られる。洋室もフローリングよりもカーペット敷きが一般的。温水洗浄便座の認知が広がる。
30年前
1990年代後半
リビングダイニングキッチンを配置する現代の間取りが主流に。シングルガラスの窓が中心。温水洗浄便座、混合式シングルレバー蛇口、給湯器の追い焚き機能などの設備機能が整う。
20年前
2000年代後半
2003年の建築基準法改正により、シックハウス対策が義務化され、24時間換気システムが導入される。2006年のバリアフリー新法でバリアフリーが標準仕様に。液晶テレビ、オール電化住宅も普及。

昔の一般的な間取り

1980年代後半は、ダイニングキッチンでの食事が一般化したころで、キッチン・和室が独立していて家事をしているお母達が孤立しがちな間取りになっています。

 昔の住宅
LDKリビングとダイニングキッチンが別々、またはキッチンがクローズド
キッチン羽式の換気扇が寒く、対面式ではないため家族とのコミュニケーションが図りづらい
階段家族が帰ってきたときに気がつきにくい階段。急勾配の階段が多く、年配の方は登るのが大変
トイレ温水洗浄便座ではなく、水も大量に使う便器
お風呂タイル張りの浴槽が冷たくて寒い。冬場はヒートショックの恐れも。カビがはえやすくてお手入れも大変。0.75坪くらいが一般的
家事動線洗濯機のあるところから、洗濯物を干す場所までが遠いなど家事動線が悪い
断熱性シングルガラスの窓にアルミサッシが主流で、断熱性能が低い

今の住宅の一般的な間取り

少子化や核家族化、共働き、家族のコミュニケーションなど住まいのトレンド変化により、それぞれの家族にあった間取りが取り入れられるようになりました。液晶テレビが主流になったことで、窓の位置も変化しています。

 今の住宅
LDK吹き抜けで1階と2階をつなぐことで、家族を身近に感じるリビング
キッチンリビング・ダイニングとのつながりを大切にし、開放的でコミュニケーションが取りやすい
階段家族のコミュニケーションを深めるリビング階段
トイレ節水タイプの温水洗浄便座。2Fトイレも標準
お風呂暖かく、快適なお風呂。カビも生えにくくお手入れも簡単に♪節水・節湯の省エネタイプ。1坪タイプが主流
家事動線ランドリールームで洗う→干すまでを一箇所で完結できる。花粉の時期や雨の日でも室内で洗濯物が干せる
断熱性遮熱、省エネ、断熱を実現し、結露を防止する高性能サッシ、Low-Eペアガラス

今の家ってこんなに高性能!

50年ほど前の家と比べても、今の家が随分進化していることがお分かりになっていただけたでしょうか。安心して快適に暮らせる家にするなら、間取りやデザイン、外観などにプラスして住宅の性能についてもしっかり考えることが大切なんですね。さらに…断熱性・気密性に優れ、省エネ仕様の今どき住宅は、健康で快適な家であり、環境にもお財布にも優しいんです!

高性能住宅のメリット

一年中温度差が少なくからだに優しい

古い木造一戸建てに住んでいると、冬場はとても寒く、結露に悩まされることもしばしば。屋内の温度が外気の影響を受けにくいように住まいの断熱性能を上げることで、日常のちょっとしたストレスから解放されます。

省エネで環境とお財布に優しい

夏は暑く、冬は寒い家では冷暖房が欠かせません。でも、高性能住宅では、室内の暖かい空気をとどめたり、外の冷たい空気を遮る能力が優れているので、エネルギーのロスが少なくなります。

地震や台風に強く、長く住み続けられる

地震から人命や財産を守るために、耐震性に優れた構造であることも重要。また、近年、頻発する集中豪雨や勢力の強い台風にも負けない躯体構造があれば安心です。

きれいな空気で家族を健康に

計画的に換気をすることで、いつも新鮮な空気の中で過ごせます。室内の化学物質濃度を下げ、シックハウスを防ぎます。また、湿気を排出することで結露を防ぎ、カビやダニ対策にも。

チェックしたいポイントはこの3つ!


安心して長く快適に過ごせる住宅かどうかは、①高耐久②高断熱・高気密③省エネによって決まります。順にみていきましょう。

CHECK1.高耐久

家の構造には柱・梁を軸として家の構造を構成した「木造軸組工法」、家を囲む天井・壁・床を面で建物を支える「2×4( ツーバイフォー)工法」「2×6(ツーバイシックス)工法」、軽量鉄骨を使う「プレハブ工法」と呼ばれるものなどがあります。
地震に強いとされるプランは、家全体の平面が正方形に近く、耐力壁がバランスよく入っていること。極端に細長かったり、変形した家は構造が弱くなる可能性があるので注意が必要です。

1.地震に強い

床・壁・屋根が一体となった構造は、地震の揺れを6面体の建物全体で受け止めて力を分散させます。地震の力が一部分に集中することがないため、倒壊・損傷がなく、地震に対して抜群の強さを発揮します。

住友ゴムの住宅用制震ダンパー

ゴムで揺れを吸収する「制震ユニット ミライエ」。
最大95%の揺れ※を吸収し、家族の安全を守ります。

※振動台実験の結果によるものであり、建物形状、配置プラン、地震波によって異なります

2.火災に強い

壁内部に石こうボードを設置し、防火性能を高めます。万が一、火が石こうボードを通過した場合でも、一定間隔で組まれたファイヤーストップ材が火の通り道をふさぎ、被害を最小限にとどめます。

3.台風に強い

ハリケーンの多い北米で開発されたため強風対策に関してはトップレベル。緊結金物としてハリケーンタイが使用されています。屋根の垂木と構造壁をがっちり連結することで、屋根が吹き飛ばされにくくなっています。

・2×4(ツーバイフォー)工法

2インチ(38㎜)×4インチ(89㎜)の規格化された木材で構成されることから名付けられました。枠組壁工法ともいい、アメリカやカナダでは一般的な工法。現在では、世界各国に普及しています

2×6(ツーバイシックス)工法

2インチ(38㎜)×6インチ(140㎜)の部材を使用。外壁厚がツーバイフォーよりも1.5倍厚く、壁の曲げ応力に対する強さは約2.5倍の強度を誇ります。断熱材もより厚く、快適さを追求した仕様です。

CHECK2.高断熱・高気密

断熱に関わる省エネルギー基準ができたのは1980年代のこと。その後1999年に今の基準が定められました。住まいの断熱性は、外気に触れる床、壁、天井(屋根)に断熱材を隙間なく入れること、窓・玄関ドアなどの開口部を断熱仕様にすることで確保されます。断熱をすることで、冬場は冷たい空気の影響を受けにくく、夏場は冷気を逃がしにくくなっています。また、家の中の温度を均一にするため、ヒートショックの防止にもつながります。

「快適で省エネ。家族のコミュニケーションも◎」

断熱材で家をすっぽり包みこみ、さらには窓・ドアなどの開口部もしっかりと断熱仕様に。通常エネルギーロスの少ない家は、間取りや空間構成に制約が生じがちですが、日本中央住販では吹き抜け&リビング階段が標準。高い断熱基準で、家族のコミュニケーションもしっかり確保します。

1.断熱・遮熱

・吹付硬質ウレタンフォームと遮熱シート

屋根・壁の建物全体を吹付硬質ウレタンフォームで丸ごと断熱します。さらに、屋根や壁に遮熱シートを施すことで、輻射熱(赤外線)を反射。建物への熱の侵入を大幅にカットし、ダブルの効果で外気の影響を受けにくい家を実現します。

2.窓の断熱

・アルミ樹脂複合サッシ・樹脂サッシ

日本の住宅の窓枠の大半に使われているメジャーな素材「アルミサッシ」。この見慣れたサッシも進化中。アルミ樹脂複合サッシは、外側がアルミニウム、内側が樹脂でできていて、部屋の断熱性や防音性に優れています。より断熱性に優れた樹脂サッシ(内側も外側も樹脂)等もあります。

3.窓ガラスの断熱

・Low-E複層ガラス

特殊金属膜をコーティングしたペアガラスのことをLow-E複層ガラスといいます。夏の強い日差しはカットして、冬は暖かい、高い断熱性を誇ります。複層ガラスの中空層にアルゴンガスが入ったタイプを選べば、さらに断熱性アップ。

4.換気システムのこと

家が高断熱・高気密になるにつれ、シックハウス対策が必要とされるようになりました。建築基準法により設置が義務付けられ、2003年以降に建てられた日本の新築の住宅には必ず24時間換気システムが設置されています。その結果、カビ・ダニの発生の原因となる結露を抑えるメリットも生まれました。
熱交換換気システムでは、屋外に排出する汚れた空気から熱を回収し、新鮮な空気を室温に近づけてから吸気するため、冷暖房費を大幅に削減することができます。

・第1種換気

給気・排気とも機械換気で強制的に行う換気方法。空気の流れを制御しやすい。

・第3種換気

排気は機械換気で強制的に行い、給気は給気口などから自然に行う換気方式。比較的低コスト。

CHECK3.省エネ(ランニングコスト)

省エネ住宅は断熱性能の高い家でエネルギーの消費を抑えること、太陽光発電などでエネルギーを創出すること両面から考える必要があります。また、給湯などの設備機器も省エネと大きな関係があります。しかし、省エネへの意識が高まるあまりイニシャルコストがアップする可能性も。設置時にかかるコストとランニングコスト、さらには設備などのメンテナンスのバランスを考えて家族の形や考え方に最適な設備を選びましょう。

・太陽光発電システム

太陽の光を電気に変えるシステム。余剰電力は電力会社に売電することもでき、環境にもお財布にもやさしい。

・高効率給湯器

エコジョーズやエコキュートなど高効率の給湯器

・LED照明

標準照明をLEDにすると年間電気代が下がります

・高効率エアコン

ハイグレードの省エネ型エアコン

・HEMS(ヘムス)

エネルギーの見える化したり、家電機器を自動制御するシステムがあると、節電が意識的に行えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
40年前の住宅と今の住宅の違いがお分かりいただけたと思います。
あなたに合った最新の設備を取り入れて、快適な生活を送りましょう。

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