
注文住宅購入の一般的なスケジュール
マイホームは生涯で一番高いお買い物。
しかし多くの人にとってははじめての経験で、契約から施工まで、どのように進んでいくのかイメージがつかずに不安な方が多いのではないでしょうか?

満足のいく家を手に入れるにはお金だけでなく、時間も必要です。夢のマイホーム、後悔しないためにもしっかり時間をかけて備えましょう。
ここでは、知っておきたい家づくりの段取りをまとめましたのでこれからのマイホーム計画の参考にしてみてくださいね。
目次
住まいの購入のスケジュール
家づくりは実際に工事がはじまると、だいたい4カ月ほどで完成します。基本的なスケジュールを把握して自分たちなりの計画を立てましょう。
■ 10カ月〜7カ月前

モデルハウスに行ってみよう!
モデルハウス見学というのはとても楽しいものですが「すてき」「きれい」で終わってしまわないように、見るべきところはしっかり見て、家づくりに活用させることが大切です。
多くのモデルハウスは注文住宅平均相場より設備も豪華で、広いことが多いですので注意が必要です。実際の暮らしをイメージしながら見学するようにしましょう。
また、モデルハウス見学の注意点について詳しく書いた記事もありますのでぜひ参考にしてみてください。
契約前にイメージを固めよう
モデルハウスへ見学に出かけると、アドバイザーが案内してくれます。このとき、遠慮せずにどんどん質問してみましょう。具体的なアドバイスが聞けるはずです。また、自分の家にも取り入れたいなと思う間取りや仕様、色目、アイデアがあればぜひ写真を撮ったり、メモをとっておきましょう。見ているうちに自分や家族の好みがはっきりしてくるのがわかるはず。一通り検討したら、希望に合う場所や広さの土地を探し、間取りなどを相談して、概算見積もりを依頼しましょう。ここでイメージが固まっていると、家づくりはスムーズに進みます。また、ローンシミュレーションも済ませておきましょう。

■ 6〜7カ月くらい前
住まいづくりの重要ポイント
- 工事請負契約
プランの概要や見積もり概算を検討し、概要が決まればいよいよ契約です。まずは申し込みをするタイミングで、住宅ローンの事前審査をスタート。事前審査がOKなら工事請負契約を結ぶとともに本審査へ。審査に通れば住宅ローン契約の運びとなり、具体的な家づくりがスタートします。
必要な資金 > 申し込み金・手付金

打ち合わせスタート①
- 設計士との打ち合わせ
家づくりには信頼できるパートナーが必要不可欠です。日本中央住販では事前の要望シートへのご記入やヒアリングで必要な情報をお伺いしています。家族構成やライフスタイル、優先順位の高い希望など、これまでに固めたイメージを最初にお伝えいただくことで、思いを汲み取ったプランニングをご提案します。また、新居に持って行く家具や家電のサイズ、種類を伝えることも大切です。図面は2カ月以内に4回程度の打ち合わせで決定予定です。
必要な資金 > 土地決済金・建物中間金①

■5カ月前
打ち合わせスタート②
- インテリアコーディネーターとの打ち合わせ
注文住宅を建てる際の楽しみの一つは、やっぱりインテリアコーディネーターとの打ち合わせではないでしょうか。日本中央住販では、間取りが決まると設計士からインテリアコーディネーターに引き継ぎが行われ、外装、内装の打ち合わせに入ります。コーディネーターとの打ち合わせは、外装(サイディング・屋根など)はもちろん、内装は床材、クロス(壁紙)、建具、住宅設備など多岐にわたります。希望によりカーテンや照明器具についても相談できます。

- 打ち合わせ回数は4回×2回×2回が基本
間取りなどを決める図面の打ち合わせは4回、内装などの打ち合わせは2回、外構の打ち合わせは2回が基本です。
- 知っておきたいPOINT
早い段階で、住宅設備のショールームに行っておくとその後の打ち合わせがスムーズになります。また、インテリアコーディネーターと好みを共有するため、好きなインテリアの写真などをストックしておくと、打ち合わせがスムーズに進みますよ。
■4カ月前
いよいよ工事がスタート!
全てのプランが決定すると工事が始まります。工事が始まる前には近隣の住民の方にあいさつまわりをしておきましょう。基礎工事、建物の構造となる床、壁、屋根を組むフレーミング、間仕切り工事、配線、配管工事、内装工事へと進みます。
必要な資金 > 建物中間金②
■1カ月前
外構工事スタート
一般的に、注文住宅の見積もりの中には外構工事費用が含まれていません。しかし、門扉や駐車場、フェンスなどは家の顔ともいうべきもので、建物との調和・バランスが大切です。日本中央住販では、最初から外構工事費用も見積もりの中に含まれます。分譲地ならではのメリットを生かし、家にも街にもマッチする外構を完成させます。外構が統一されていると街も統一されます。
新築に引っ越す準備をしよう
新居の完成が近づくと引っ越す日を思ってワクワクしてきます。賃貸に引っ越したことはあっても、まっさらな家に引っ越すことは滅多にないはず。入居までにしておきたいことをリストアップしてご紹介します。

- 家具の手配(オーダーはお早めに)
- 不要な家具の処分手続き
- 大型家電などの購入
- 引っ越し業者の手配
- 電話やインターネット回線、
- TVアンテナの契約(手続きはお早めに)
- ガス・電気・水道の手続き
- 住所変更の手続き
- 荷物の梱包
- 新居の掃除
- 近所へのごあいさつ
■ 完成!!
夢のマイホーム完成!(引き渡し・決済・引っ越し)

誰にも聞けない!?家づくりにまつわるQ&A
Q.住宅ローンってみんないくらぐらい借りてるの?
A.借りられる金額は年収や家計状況などによりさまざま。国土交通省の「平成29年度住宅市場動向調査報告書」によると、借り入れ額は注文住宅で3,004万円、分譲戸建て住宅で2,827万円となっています。購入者の平均年齢は30代から40代です。
Q.自己資金がないとマイホームは無理なの?
A.貯蓄額を考えると、自分には家が買えないかも…と不安になるかもしれません。自己資金は多いに越したことはありませんが、そうでないからといってローンが組めないわけでもありません。どのような形がベストかは、一度プロに相談してみましょう。
Q.家にまつわるお金っていつ支払うの?
A.家を建てるときのお金は、建物と引き換えに全額支払うのではなく、契約金、中間金、残代金など数回に分けて支払うのが一般的です。
Q.中間金の支払いはどうすればいいの?
A.住宅ローンで借りたお金が出るのは建物引き渡し時。その前に必要なお金は自己資金でまかなうか、ローンを融資してもらうまでの短期間だけ借り入れる「つなぎ融資」などで対応することになります。よく打ち合わせをして、資金が足りない!などということがないように気をつけましょう。
Q.工事中、見に行ってもいい?差し入れって必要なの?
A.工事の邪魔にならない程度に見にいくのはOK! 念のために前もって担当営業にお声掛けくだされば、安心してご覧いただけます。また、特に差し入れは必要ありませんが、現場に出向いて職人さんに声をかければ、いい人間関係が築けて安心です。

Q.地鎮祭や上棟式ってなに?
A.地鎮祭とは、敷地を清めて安全に住宅を建てられるように神様をお祀りすること。また、上棟式とは、家の棟木を上げる際に、無事を願って行う儀式のことです。行うかどうかは自由で、略式にする人も増えています。希望する人は、事前に伝えておきましょう。

いい家をつくる一番のポイントはパートナー!

たくさんの人が関わり、たくさんのお金と時間を要する家づくり。困ったり悩んだりしたとき、親身になってアドバイスしてくれるパートナーは欠かせません。信頼のできるパートナーを探しましょう。
まとめ
マイホームを建てるにはさまざまなプロセスがあることがわかりました。大体の流れを理解して、事前に準備しておきましょう。皆さんが理想のマイホームを建てるためのお力に少しでもなれれば幸いです。

この記事を書いたライター
スムシア編集部 | 日本中央住販 大阪
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