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ニッチ収納とは?狭い空間を有効活用!

現代の日本の都心部では、住宅の延床面積が狭く、十分な収納スペースが確保できない…なんてことも多々ありますよね。

そんな時に注目してほしいのが、住宅の壁面を利用した”ニッチ収納”です。
今回はニッチ収納の設置の際の注意点やその活用法についてお話したいと思います。

そもそもニッチ収納とは?

ニッチ(niche)とは「隙間」を意味する言葉で、建築用語においては「花瓶や彫刻などを設置する目的で作られた壁のくぼみ」という意味です。

壁の中の柱と柱の間のスペースを利用してくぼみを設置する、つくり付けの棚なので、家具で棚を設置することと比べると空間がスッキリとして見えるためデザイン性が高く、インテリアを楽しめます。

また、壁面をくりぬいて棚を設置するだけなので非常に手軽に設置できます。設置場所や大きさ、建材や扉の有無などによって異なりますが3~10万円程度で設置できるのでちょっとしたリフォームなどにもおすすめです。中には「自分でDIYしちゃいました」なんて方も!

ただし設置できる場所の調査やサイズの微調整などが必要なので、DIYの初心者はプロに任せるのが無難です。

ニッチの特徴

省スペースで生活動線の邪魔にならない!

壁に収まる棚なので、生活動線の邪魔になりません。とくに狭くなりがちな玄関やトイレ、廊下や階段などにもちょっとした飾り棚や収納スペースとして設置できるので便利ですよね。

インテリアが楽しめる!

おしゃれな小物・雑貨を飾る飾り棚として使用することができます。
また、関節照明を設置したり、ニッチ部分のみアクセントクロスやタイルを使用してみたり、底板の素材にこだわってみたり…と、お部屋のインテリアを楽しめます。

もちろん収納スペースとしても活用◎

棚板を複数設置して収納スペースとして活用したり、雑誌や絵本などを表紙が見えるように並べてみたり。
また、扉を設置することもできるのでちょっとした収納スペースとしても活用できます。
インタホーンや電気のスイッチ・給湯器などをまとめてニッチに納めることで生活感を抑えることも◎

ニッチを設置する場合の注意点

設置場所をしっかりと考慮

壁の内部空間を利用するため、断熱材が入っている住宅の外側にあたる部分の壁や、柱が建っている壁には設置できません。


また、奥行きにも制限があるので設置したは良いけど思ったより奥行きが中途半端で置くものに悩む…なんてことにならないよう、設置する物を前もってイメージしておくことが大切です。
また、置くものによっては落下防止バーなどの設置も検討しましょう。

1度作ったら移動できない

当然、一般的な家具とは違い、ニッチ収納は一度設置すると移動はできません。家具や家電の配置等をしっかり想定してから場所を決めないと、せっかく設置したニッチが塞がって見えなくなってしまった、なんてことにもなりかねないので注意しましょう。

作りすぎに注意!

便利なニッチ収納なので、ついつい作りすぎてしまい、逆にお部屋がゴチャついた印象になることも。
空間ごとにあくまでワンポイント、インテリアのアクセントとして取り入れるのがおすすめです。

おすすめの設置場所

玄関

お家のお顔である玄関。関節照明を設置して落ち着いた玄関を演出してみてはいかがでしょう?
また、スリッパ収納のスペースとしてや鍵・手袋など外出時に必要なアイテム置き場としても活用できます◎

リビング

ダイニング横のキッチンカウンター部分に設置すると、テーブルの上にものを置かなくて済むのですっきりします。

キッチン

キッチン前にスパイスラックはもはや定番です。また、ニッチ部分にコンセントを配置しておくと家電を使用したい時などに便利です。

キッチンカウンター横に料理雑誌などを入れられるマガジンラックを設置しても◎

寝室

便利な収納ラックをかけたり、就寝前の読書用の文庫本を置いてみたり。
枕元にコンセント付きで設置してスマホの充電スペースとして活用しても便利ですね。

洗面室

洗面台の横に可動棚付きのニッチがあると便利!

トイレ

狭くなりがちなトイレでこそニッチが大活躍!おしゃれな芳香剤をディスプレイしたり、扉をつけてトイレットペーパーをストックしておいたりできます。

まとめ

ニッチ収納についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
狭いお家にこそ、上手にニッチを取り入れて空間を有効活用してみましょう!

また、インテリアも楽しめるので自分の個性を出してますます理想のお家に近づけそうですね♪

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