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ZEHとは?55万円の補助金!?条件や光熱費などを解説

皆さんは「ZEH住宅」という言葉を耳にしたことはありますか?
住宅を建てる際に聞くことが多いかもしれませんが、詳しく意味を理解している方は少ないのではないでしょうか?
省エネに繋がるだけではなく、ZEH住宅を建てる際には国から55万円の補助金が貰えるお得な制度等もあります。
今回はそんな「ZEH住宅」について詳しく解説していこうと思いますので、興味のある方はぜひ目を通してみてくださいね。

そもそもZEH(ゼッチ)とは?

ZEHとは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略で、簡単に説明すると「年間のエネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅」のことです。

政府は2020年までに約半数、2030年までには全ての新築住宅でZEHを実現する、という目標を掲げています。
もはやこれからの住宅の標準基準となっていく住宅です。
ZEHは光熱費を抑えられたり、国から補助金が出たりなど、お得な面もあります。
それでは具体的にどのような住宅がZEHと認定されるのか、詳しく解説していきます。

ポイントは高断熱・省エネ・創エネの3つ!

年間のエネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指すためにキーとなってくるのが「高断熱」「省エネ」「創エネ」です。
各項目に細かく要件が決められていて、それらを全てクリアしてはじめてZEHと認められます。
使用エネルギーを創るエネルギーが上回る事でエネルギー消費量をゼロ以下にすることができます。以下に分かりやすく図でまとめてみましたので参考にしてみてください。

また、「高断熱」「省エネ」「創エネ」の各項目に細かく要件が決められていて、それらを全てクリアしてはじめてZEHと認められます。
つづいて各項目について詳しく解説していきます。

高断熱

室内が外気の暑さや寒さなどの温度に影響されないよう、断熱性能が高い家である必要があります。

具体的には断熱材や窓の性能を高めて、UA値※という断熱性能の指標となる数値を0.4~0.6[W/㎡K]以下に抑えるという基準があります。こちらは比較的低い数値で、最近の住宅であれば難なくクリアできる要件となっています。

※外皮平均熱貫流率

また、高断熱住宅になることで住宅の高熱費を抑えることができ、経済的です。
さらに夏は涼しく、冬はあたたかくお部屋を快適な温度に保つことができるのでヒートショックや心筋梗塞等の健康被害の予防にも繋がります。

高断熱の家について過去に詳しく解説した記事もありますので併せてチェックしてみてください。

省エネ

住宅の中で特にエネルギー消費の大きい「空調」「照明」「給湯」「換気」の4つの項目で、ZEH基準を満たした省エネ効果の高い機器を導入することで、エネルギー消費量を20%以上削減する必要があります。

創エネ

エネルギーを創り出すことを「創エネ」と言います。主に太陽光発電をメインとし、さらに家庭用燃料電池や蓄電池などを組み合わせて導入することが多いです。
そうすることで日常生活のみならず、災害時などの非常時にも役立てることができます。

そして創エネにより創り出したエネルギー量が、消費エネルギーを上回ることがZEHの条件となっています。

実際に光熱費はお得になるの?

断熱性能が高く、省エネの設備を採用するので実際に光熱費はお安くなります。
例えば電球をLEDにするだけで年間で6,661円お得になるというデータもあります。

●点灯時間:「エネルギーの有効利用から見た照明」(照明学会編)のデータを参考に、コイズミ照明(株)が独自に設定。
●年間電気代:年間使用電気量(kWh)×電気料金単価(22円/kWh)にて算出。
●補正係数:調光・センサ機能の省エネ性を数値化し設定。
※上記試算による個々の数値はあくまで目安であるため使用環境により変動いたします。

また、太陽光発電を利用して、発電した電気の一部を自家消費することで購入電気の単価も安くなります。

どのような設備を採用するかによっても変わってきますが、初期に設置費用がかかる反面、ランニングコストは抑えることができるので長い目でみるとお得と言えます。

エネルギーの見える化!「HEMS(ヘムス)」とは?

HEMSとは「ホーム・エネルギー・マネジメント・システム」の略で、住宅内の消費エネルギーを節約するための管理システムのことを指します。
家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。
また太陽光発電等で創るエネルギーを確認できるシステムなどもあり、普段目に見えないものが一目で分かるので家族みんなに省エネ意識がうまれます。

出典:パナソニック株式会社「スマートHEMSとは

様々なメーカーによりHEMSの設備が販売されているので、ご自宅にあったものを探してみてください。
ただし給湯器やエアコンなど、すべて同じメーカーのHEMS対応機器で揃える必要があるので注意が必要です。

国の補助金制度について

政府が推進している政策なだけあり、ZEHを導入する際には、経済産業省、国土交通省、環境省が設定する枠内で補助金が支給されます。
令和4年4月15日に発表された情報において、ZEH支援事業は55万円〜100万円の補助金が設定されているようです。

最新情報は 一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)ホームページ をご覧ください。

ZEHの導入は登録されたZEHビルダーから!

登録されたZEHビルダー(ハウスメーカーや工務店など)を利用してZEHを建てないと、補助金の対象にはならないので注意が必要です。ZEHビルダーとは「ZEHロードマップ」におけるZEHの定義を満たしている業者のことで、令和4年3月現在、全国のハウスメーカー・工務店を中心に4,722社が登録を行っています。

登録ビルダーは下記サイトより確認できます。

ZEHビルダー一覧(一般社団法人環境共創イニシアチブホームページ)

分からないことはまず、プロに相談しよう!

ZEH認定住宅の建築をお考えなら、ぜひ日本中央住販大阪へご相談ください。大阪・京都・兵庫・奈良を中心に、不動産を取り扱う会社です。「ZEHビルダー」にも認定されています。
ファイナンシャルプランナーに資金計画を相談できたり、大規模分譲地の住居販売や注文住宅の施工、家の売却、リフォームなども行っているお家のエキスパートです。
まずはお電話でもメールでも、何でもお気軽にご相談ください。

↓ 公式HPはこちら ↓

本社外観
打ち合わせスペース
キッズルームも完備

まとめ

いかがでしたか?本記事でだいたいの概要や流れが分かっていただけたかと思います。
予算によっては期限が前倒しになることもあるようなので、申請を考えている方は早めに準備しましょう。

なお、本記事は2022年5月13日時点の情報で作成しています。本内容は変更の可能性がありますので、最新の情報は経済省・環境省のホームページ等をご確認ください。

経産省・環境省 「ZEH補助金について」 へ

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